家を建てるときって、考えることが本当にたくさんありますよね。
私たち夫婦も「せっかく建てるなら、おしゃれで自分たちらしい家にしたい」とスキップフロアの戸建てを選びました。
2階がリビングで、梁の見えるデザイン。最初は「かっこいいし、開放感があっていいね」とワクワクしながら決断しました。
ですが、実際に住んでみると「あれ?これちょっと不便かも…」という点がいくつも出てきました。
なぜスキップフロアを選んだのか?
当時は、一般的な「1階リビング+2階寝室」の間取りにこだわらず、「暮らしに変化があって楽しいかも」と思い、スキップフロアを選択。
梁が見える天井や、2階の明るいリビングに惹かれて、友人に相談することもあまりせずに進めてしまいました。
「報告はするけど、相談はしない」——当時はそんな感覚だったと思います。
実際に住んでみてわかった後悔ポイント
1. 昇り降りがとにかく多い
買い物袋を抱えて2階リビングまで運ぶのは地味に大変。
子どもを抱っこして移動するのは特に疲れます。
2. 掃除が面倒な間取り
段差が多く、掃除機の持ち運びや家事動線が非効率。見た目はおしゃれでも、日常は想像以上に手間がかかります。
3. 吹き抜けで声が筒抜け
今はまだ子どもが小さいので、どこにいても声が届くのは安心感がありますが…
子どもが思春期になり、彼氏や彼女を連れてくる日が来たら…?
お互いにプライバシーを求めるようになったとき、吹き抜けの開放感は「うるさい」「気まずい」になるかもしれません。
4. 床の防音が弱い
2階リビングの真下に寝室があると、子どもが走り回る音がダイレクトに響きます。
家族間でストレスにならないよう、もっと防音対策をしておくべきだったと思います。
5. 子ども部屋の数が足りないかも
当初は「子どもは2人かな」と思っていましたが、ありがたいことに3人目を授かりました。
すると当然、個室が足りないかも?という問題が。
今はまだみんな一緒に過ごすのが当たり前でも、やがて「一人の空間が欲しい」となる日はきっと来ます。
「家は2回建てないと満足しない」は本当だった
家づくりのときに「家は2回建ててやっと納得する」と言われた言葉が、今になって深く刺さります。
「こうすればよかった」「あの時もっと相談していれば…」と、後になってから見えてくることが本当に多いです。
これから家を建てる方へ伝えたいこと
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住んでいる人の“生の声”をたくさん聞いてみてください
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おしゃれさより“暮らしやすさ”を第一に考えてください
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将来の家族構成や生活スタイルの変化も視野に
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相談するのをためらわないで。プロでも友人でも、気軽に話すことが大事です
最後に
家族の距離が近い今の暮らしにも、もちろん良いところはたくさんあります。
でも、それと同時に「もっとこうすればよかったな」と思う点もたくさん出てくる。
それがマイホームというものなんだなと、今は思います。
これから家を建てる方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
「一生に一度」かもしれない家づくり、後悔のないように、しっかりと向き合ってみてくださいね。